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特集記事一覧

11歳で一家の大黒柱になった少年、幼い弟妹と助け合い生きる (22/12/25)
10月の暑い日差しが降り注ぐ昼時、西北部地方ディエンビエン省ムオンニェー郡に暮らすモン族のスン・アー・ミンくん(13歳)は、第1フオイコン地区の丘の中腹に広がる田んぼに1人でしゃがみ込んでいた。「田んぼ作業をするために1週間学校を休
阮朝の皇帝廟に暮らす人々、世界遺産フエの片隅で今も仮住まい (22/12/18)
北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市アンクウ街区ズイタン通りに、アンラン(An Lang=安陵)と呼ばれる皇帝廟がある。 ここには阮(グエン)朝(1802~1945年)の第5代皇帝ズックドゥック(Duc Duc=育徳)帝(在位1883年、188
ダナンで最後の雨合羽の補修職人、時代とともに変化する需要の中で (22/12/11)
レ・ティ・スアン・ラインさん(女性・53歳)は、南中部沿岸地方ダナン市ハイチャウ区のゴーザートゥ(Ngo Gia Tu)通りとフンブオン(Hung Vuong)通りの交差点の角に座り、客から預かった雨合羽を丁寧に補修している。 道具は
昔懐かしのキャンディを売って30年、片足の退役軍人 (22/12/4)
古い自転車に「ケオケオ(keo keo)」と呼ばれるピーナッツキャンディの入った箱を載せ、チリンチリンとベルの音を鳴らしながら自転車を漕ぐ60歳の退役軍人の姿が、世代を超えて多くの人々の子供時代の記憶を呼び起こしている。
9X世代の女性タトゥーアーティスト、タトゥーで傷跡に命を吹き込む (22/11/27)
ハノイ市出身の「ゴックライク(Ngoc Like)」ことチャン・ビック・ゴックさん(女性・1993年生まれ)は、長さ10cm以上のケロイドに7時間かけてタトゥーを施し、傷跡にアネモネの花を咲かせた。それは、客の女性にとって新たな自信を得ることが
ベビーリフトで米国へ、母親との再会を夢見るベトナム出身の女性 (22/11/20)
米国バーモント州バーリントンに暮らすグエン・ティ・タイン・ホンさん(女性)はこの50年間、小さな女の子がある女性を「お母さん、お母さん!」と呼びながら追いかける夢を頻繁に見ている。しかし、母親と思われるその女性の顔を見た
歌手Mr.ダムと歌声そっくり、視覚障害の青年が光を取り戻すまで Mr.本人が自ら支援 (22/11/13)
男性歌手の「Mr.ダム」ことダム・ビン・フンそっくりの歌声を響かせながら、ホーチミン市の市場で雑貨を売り歩く、視覚障害の男性がいる。彼の歌声を初めて聴いた人は誰もが驚き、それが彼の地声であることを知ってまた感心し、称賛する。
ホーチミンのバックパッカー街、華やかさの裏で貧しく暮らす人々 (22/11/6)
ホーチミン市のバックパッカー街として知られる1区ブイビエン(Bui Vien)通りは、市内で最も賑やかなエリアだ。ここを訪れる人々の中には飲食に数千万VND(1000万VND=約5万9000円)を使うような人もいる。一方、質素な弁当を食べるために、ほ
ホーチミンの路上でおもちゃを売る老人とその事情 (22/10/30)
ホーチミン市1区グエンフエ(Nguyen Hue)通りの歩行者天国でおもちゃを売っている白髪の老人が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で話題となった。 老人は、暗くなった通りの路上にシートを広げておもちゃを
両手を失くした溶接工、自分の生き方を見つけるまで (22/10/23)
農作業をしながら頭の上まで高く積み上がった野菜の荷車を汗だくで押している母親の姿を見て、ゴック・ニュットさんは家に駆け込み、両手を失った自分の無力さを感じて子供のように泣きじゃくった。 ホーチミン市直轄トゥ
ニャチャンの窯焼きバインミー職人、昔ながらの味そのままに (22/10/16)
南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市では、時が経つにつれて伝統的なバインミー窯が減り、代わりに短時間で焼けて便利で生産性の高い電気オーブンを使うようになっている。しかし、今でも伝統的な窯焼きバインミー作りに情熱を燃やし、
ホーチミン、真夜中のハンモックカフェに集う人々 (22/10/9)
肌寒い真夜中、貧しい労働者たちはハンモックに横たわってぐっすりと眠る。荒天の真っ只中、お金がない人や路頭に迷った人もまた、モーテルやホテルに泊まるよりもお金をかけずにやわらかいハンモックに身体を預ける。 深
街を駆ける一本足の配達人 (22/10/2)
21時30分、スマートフォンの画面に「配達」の文字が光る。トン・タン・クオックさんは、今日1日の仕事をスクロールして振り返ると、画面をタップして、バイクを外に出した。 目的地に着くと、片足跳びで店内へ。食べ物の入
女の子を出産したトランスジェンダーの夫、法的な「父親」への渇望 (22/9/25)
娘の出生証明書には、母親の欄に「カン」と記載されている。娘を産んだのは、女性から男性に性転換したトランスジェンダーの「父親」であるカンさんだ。 南部メコンデルタ地方ドンタップ省出身のカンさん(26歳)は女性から
中古自転車を購入・修理して貧しい生徒に寄付、年金暮らしの老夫婦 (22/9/18)
北部紅河デルタ地方ハイフォン市ゴークエン区に暮らすブー・タイ・ホアさん(男性・70歳)夫婦は、毎月年金を受け取ると一部を中古自転車と部品の購入に充て、バイクタクシーの運転手の仕事もしながら自ら中古自転車を修理して貧しい生徒に寄
古き良きサイゴンを今に残す、手描きのレトロ看板職人 (22/9/11)
南部メコンデルタ地方ドンタップ省出身のグエン・ホアイ・バオさん(男性・37歳)は、10年以上にわたり、1980年代から1990年代のスタイルで店の看板や広告を手描きする仕事を根気強く続けてきた。 8月のある日の午後、バオさ
帰郷、そして家族との対面……「異形」のベトナム男児と米国女性の物語 (22/9/4)
東南部地方ビンフオック省ドンソアイ市の住宅地に1台の車が停まった。開いたドアから出てきた若者は、立ち尽くす女性に駆け寄り、ひしと抱きしめた。 【過去の関連記事】
カンボジアカジノからのベトナム人集団脱走、40人を助けた恩人たち (22/8/28)
8月18日、カンボジアのカジノで強制労働をさせられていた約40人のベトナム人が警備網を突破して集団脱走し、南部メコンデルタ地方アンザン省とカンボジア・カンダル州の境を流れるビンジー(Binh Di)川を泳いで帰国するという事件があった。
子ども3人を大学院に、夢を実現したシクロ運転手と露天商の夫婦 (22/8/21)
北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市に暮らすチャン・ティ・ガンさん(女性・55歳)は、長女が小学1年生になると、子供たち全員を大学まで行かせるつもりだと近所の人たちに話した。それを聞いた人たちは、小学4年生の勉強も終えていない
自分のルーツを求めてフランスからベトナムへ、実の家族と奇跡の再会 (22/8/14)
エマ・キーナーさん(26歳)とフランス人養父母がホーチミン市を訪れ、エマさんの母親を探していることをSNSに投稿した翌日、信じられない奇跡が起こった。エマさんはついに、ホーチミン市で実の家族を見つけたのだ。エマさんの母親探しの物語
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