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「行方不明の家族を捜すというのは、多くの時間と労力がかかるので、簡単ではありません。最も恐ろしいのは、ようやく本人を見つけることができても、その人がもうこの世にいないということです」と、ビーさんは息を詰まらせながら話す。
ビーさんは、依頼人たちがもう一度肉親に会いたいとただただ願い、努力も時間も財産も惜しまず捧げる様子を目の当たりにするたび、感動し、人生を大切にするようになったという。
「何十年も生きていて、自分の親がどんな人なのか知らない人がたくさんいます。このことが、常に彼らに苦しみと後悔を与えているんです。家族がそばにいて、普通に生活して、衣食も十分で、自分は多くの人より幸運で幸せなんだと感じます」とビーさん。
だからこそ、ビーさんはこの家族捜しの仕事を通じて、自分が与えるよりも多くのものを得ているのだという。
行方不明の家族を捜すユーチューブチャンネルを開設して以来、ビーさんの生活は忙しくなった。起きてすぐに仕事を始め、毎日少なくとも10件のケースに対応する。
「この仕事ができるということは、自分にとって人生の大きな喜びです。この喜びとはまさに、他の人を助け、ポジティブを広め、自分の仕事を愛し、幸せを感じる機会を得られるということです。視聴者の皆さんの想いが、自分がこの仕事を続けていくモチベーションになっています」とビーさんは語った。
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