(C)Bao Tin Tuc 写真の拡大. |
- 30年までに上位中所得国を目指す
- 成長率は24年+4.6%、25年+4.7%
- CLMV協力の議長国をベトナムに移管
中国・雲南省昆明市で開催された第8回大メコン圏サミットに出席するため、中国を訪問したファム・ミン・チン首相は7日、同市で開催された第11回CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)首脳会議に出席した。
この会議で4か国の首脳らは、平和で豊かなCLMV地域を構築し、2030年までに上位中所得国を目指すという共通目標を確認した。同地域の経済成長率は2024年が+4.6%、2025年が+4.7%と予想されている。
首脳らは、ハードとソフトのインフラ接続、貿易・投資、観光、人材育成、域内エネルギー市場などの分野で協力を促進するとともに、水資源の持続可能かつ効率的な管理における協力を強化し、スマート農業の生産能力を向上させ、持続可能なエネルギー転換を推進することで一致した。
チン首相はスピーチで、CLMV協力の枠組において優先度の高いプロジェクトの実施に重点を置く必要性を主張。各国政府がCLMV協力を強化するだけでなく、ビジネス界の参加推進を提案した。
首相はまた、質の高い労働力構築がCLMVにとって中心的な課題であり、協力の変革基盤となることを強調。ベトナムが人材育成協力の一環として、カンボジア、ラオス、ミャンマーの学生向け奨学金プログラムを維持していくことを確認した。
首脳らは会議後に共同宣言を採択し、CLMV協力枠組みの議長国の役割をミャンマーからベトナムに移管した。