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米スポーツ専門テレビ「ESPN」はこのほど、2022-2023シーズンの欧州各国リーグでプレーする注目のアジア人選手7人を紹介する特集記事を掲載した。この中には、今季からフランス2部ポーFCに所属するベトナム代表MFグエン・クアン・ハイ(25歳)も名を連ねている。
技巧派レフティーのグエン・クアン・ハイは、海外挑戦を表明して今年4月にベトナム1部ハノイFCを退団して、フランス2部ポーFCに加入し、フランスでプレーする史上初のベトナム人選手となった。期限付き移籍ではなく、契約期間は1年延長オプション付きの2年間とされている。
ベトナムのみならず、東南アジア屈指のスター選手であるグエン・クアン・ハイの加入が決まると、ポーFCのSNSフォロワーが急増し、マーケティングでは早速効果を発揮。
戦力としても期待されており、加入直後のトレーニングマッチではいきなりゴールを決めてレギュラー獲りに向けアピール。
開幕戦となったEAギャンガン戦は、残念ながらベンチスタートとなったが、4点ビハインドで既に勝敗が決した後半60分から途中出場すると、精力的に動き回ってチャンスを作り、短い時間で2度の決定機を演出。スポーツスコア速報&データ評価アプリ「Sofascore」は試合後、途中出場のグエン・クアン・ハイに対し、チーム最高となる6.9ポイントを付けた。
ESPNはこの他、今季注目のアジアのスター選手として、昨季プレミアリーグでアジア人初の得点王に輝いたトッテナムのFWソン・フンミン、セリエAのナポリに加入したDFキム・ミンジェの韓国人2選手を選出。
日本からは、フランス1部モナコに移籍したFW南野拓実と、ベルギーでの武者修行を経て、プレミアリーグのブライトンに復帰したFW三苫薫が選ばれた。
それ以外では、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するイラク代表MFジダン・イクバル、ポルトガル1部ポルト所属のイラン代表FWメフディ・タレミが選出されている。
なお、グエン・クアン・ハイは8月7日に行われた今シーズン第2節、ポーFCにとっては今季ホーム開幕戦となるディジョンFCO戦で移籍後初スタメンを飾った。グエン・クアン・ハイは後半68分に退くまで、精力的にプレーしたが、試合は終始攻め込まれる時間が多く、チームを勝利に導く決定的な仕事はできず、試合はスコアレスドローに終わった。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+