(C)vnexpress 写真の拡大. |
ベトナムで開催中の第31回東南アジア競技大会SEA Games 31)は5月19日夜に男子サッカーの準決勝が行われ、U-23ベトナム代表が延長戦の末にU-23マレーシア代表を1-0で下して2大会連続となる決勝進出を決め、大会2連覇に王手をかけた。
試合後は、ハノイ市やホーチミン市などの大都市でU-23ベトナム代表の勝利を祝う人々がバイクで街の中心部へと繰り出して大変な混雑となった。
ハノイ市の中心部では試合終了直後に国旗を掲げて喜ぶ人は数えるほどだったが、15分後にはその数が数千人にまで増えていた。ある市民は、「コロナ禍で、もう2年近く、このような形でベトナム代表の勝利を分かち合うことができずにいた。今年のSEA Gamesは自国開催。新型コロナも収束しているため、みんなを誘って街へ出た。タイとの決勝は、ベトナムが2-0で勝つよ!」と話した。
ホーチミン市ではこの日も、中心部の1区グエンフエ通りの歩行者天国でパブリックビューイングが実施された。試合後も数千人のサポーターが残って深夜までお祭り騒ぎ。周辺の道路にも大勢の人々が集まって、こちらも大変な交通渋滞を引き起こしていた。
なお、男子サッカー競技はグループリーグから準決勝までの試合を東北部地方フート省と北部紅河デルタ地方ナムディン省で行っていたが、決勝と3位決定戦は舞台をハノイ市ミーディン国立競技場に移す。U-23ベトナム代表とU-23タイ代表の決勝は現地時間5月22日(日)午後7時にキックオフする。