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3位レ・コン・ビン (116ゴール)
ご存知“ベトナムの英雄”レ・コン・ビンがベトナム人選手で唯一リーグ歴代トップ5スコアラーにランクイン。サッカーどころゲアン省出身の彼は、地元ソンラム・ゲアンで、得点感覚に優れた若手ストライカーとして台頭すると、その後はハノイT&T、ハノイACB、ベカメックス・ビンズオンなどでプレー。ベトナム人の海外移籍では先駆け的な存在であり、2009年にはポルトガル1部レイションイスSC、2013年には当時J2のコンサドーレ札幌に期限付き移籍している。ベトナム代表では、最多出場キャップ数(85試合)と最多得点(51ゴール)の記録を保持。2008年のAFFスズキカップでは、先勝して迎えた2ndレグのタイ戦で終了間際に劇的な同点弾を決めて、ベトナム優勝の立役者となった。2016シーズン終了後に、30歳の若さで惜しまれながらも現役を引退。既にポストを退いてしまっているが、引退直後にベトナム1部ホーチミン・シティの全権会長に就任するなど、引退後もベトナムサッカー界の中心人物の一人として、大きな影響力を持っている。
2位ドー・メルロ(121ゴール)
過去10シーズンに渡り、SHBダナン一筋でプレーして数々の印象的なゴールを決めてきたクラブ史上最高の助っ人。アルゼンチン出身だが、2017年にベトナム国籍を取得。以前はガストン・メルロという本名で選手登録していた。2009年、2010年、2011年、2016年と過去4度の得点王に輝き、2009年と2012年にはリーグ優勝も経験している。強靭なフィジカルを持ち、ボックス内で圧倒的な存在感を放つストライカー。34歳となって引退の意向を示していたが、SHBダナンに復帰したクラブのレジェンドであるレ・フイン・ドック監督の要請を受けて、2019シーズンも現役続行を決意した。
1位ホアン・ブー・サムソン(151ゴール)
ナイジェリア出身のホアン・ブー・サムソンがVリーグの歴史上最も偉大なストライカーであることは、積み重ねた151ゴールという実績が物語っている。既に12年もベトナムでプレーしており、このうち11シーズンが1部リーグでのプレー。1部で最初のクラブとなったのは、カオスー・ドンタップFC。ここで圧倒的なスピードを武器に得点を量産すると、その後に移籍したハノイT&T(現ハノイFC)でもコンスタントに得点を重ねて、これまでに2度の得点王(2013年、2014年)に輝いたことがある。昨季はタイ1部ブリーラム・ユナイテッドに移籍。しかし、レギュラー争いに敗れてシーズン後期からハノイFCに復帰。コンディションが心配されたが、復帰後は僅か8試合の出場で15ゴールの活躍を見せて健在ぶりをアピールした。
記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+