(C) VIETJO, 10mエアピストル男子成年決勝進出のクオン選手 写真の拡大. |
(C) VIETJO, 10mエアピストル男子成年決勝進出のクオン選手(中央) 写真の拡大 |
埼玉県和光市の和光市総合体育館で8日から11日にかけて第10回アジア・エアガン選手権大会が開催され、アジアの27か国・地域から過去最多となる411人が出場し、エアライフルとエアピストルの計12種目で競った。
ベトナムからは、2016年のリオデジャネイロオリンピックの射撃競技でベトナム史上初の五輪金メダルと銀メダルを獲得したベトナム人民軍のホアン・スアン・ビン(Hoang Xuan Vinh)選手をはじめとする選手と役員ら計23人が参加した。
10日に行われた10mエアピストル男子成年(団体)で、ビン選手とチャン・クオック・クオン(Tran Quoc Cuong)選手、グエン・ディン・タイン(Nguyen Dinh Thanh)選手のベトナムチームが銅メダルを獲得した。金メダルはインド、銀メダルは中国。日本は4位だった。
同日の10mエアピストル男子成年(個人)では、五輪金メダリストのビン選手に期待がかかったが、惜しくも予選敗退。クオン選手が決勝に進出した。クオン選手は途中2位まで追い上げたが、7位敗退となった。日本からは10月のワールドカップ・ファイナルを世界新記録で初制覇した松田知幸選手が決勝に進出したが、8位に終わった。同種目では、中国が金メダルと銀メダル、インドが銀メダルを獲得した。
また、ベトナムチームは10mエアライフル混合および10mエアピストル混合でも決勝進出を果たしたが、いずれもメダル獲得はならなかった。このほか、10mエアライフル女子ユースでは日本とベトナムの国籍を持つイワキ・アイ(Iwaki Ai)選手が決勝進出、8位となった。
10mエアピストル女子成年ではレ・ティ・リン・チー(Le Thi Linh Chi)選手が決勝に進出したが、7位。同種目では、アテネ、ロンドン五輪日本代表の小西ゆかり選手が女子アジア新記録をマークし、初優勝を果たした。
アジア・エアガン選手権大会の日本での開催は今回が初めて。2020年の東京オリンピックでは、和光市に隣接する陸上自衛隊朝霞訓練場がエアガンを含めた射撃の会場となる。