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(※本記事はVIETJOベトナムニュースとベトナムエンタメ情報サイト「A-TIM’s(エータイムズ)」の合同取材によるものです。)
吉本興業が主導するアジア版「あなたの街に住みますプロジェクト」の芸人(住みますアジア芸人)としてベトナムで活動するお笑いコンビ「ダブルウィッシュ」。
ボケ担当の中川新介(シンスケ)さんとツッコミ担当の井手一博(カズ)さんの2人は、2015年6月にベトナムへ移住し、現地での活動を開始した。現在はベトナム語を活かしてベトナムのテレビ番組やイベントに出演するほか、ユーチューブ(YouTube)で動画を公開するなど情報発信にも力を入れている。
ダブルウィッシュはこの9月に新曲「Nay Thanh Tho Dia(ナイタイントーディア=現地人になった)」のMVをYouTubeで公開した。この曲は、「もう俺たちゃネイティブベトナミーズ」をテーマに、ベトナムに来たばかりの頃と現地の生活にもすっかり慣れた現在とを比較しながら、ベトナム生活の面白さと奥深さを歌っている。
これに先立ち、「日本人独特のベトナム語の発音がなかなかベトナム人には通じない」という状況をユーモアたっぷりに表現した曲「Khong Hieu(コンヒエウ=わからない)」のMVの第1弾を2017年12月に、第2弾を2018年12月にそれぞれ公開している。
今回、約9か月ぶりに新曲を発表したダブルウィッシュの2人に、MVの見どころや制作秘話、今後の目標などについて話を聞いた。
―――ずばり、新曲の見どころ、ポイントを教えてください!
中川:アップテンポな曲とサビの部分の歌詞「Nay Thanh Tho Dia」というフレーズとダンスです。皆さんに真似してほしいですね!ベトナムでもイベントの時に教えていますが、まだまだ浸透していません。読者の皆さんのご協力をお待ちしています(笑)。
井手:昔は生活に慣れず驚くことや戸惑うことも多かったんですが、僕らがベトナムに住んで経験したこと、そして今じゃもう何でもこい!という成長を歌にしました。「自分も経験したことがある!」「まだここは慣れないんだよね…」など、共感してもらえたらなと思います。
―――どういった経緯で新曲をリリースすることになったのですか?
井手:音楽を通してのほうがベトナムの人たちに僕らの体験や感じたことを伝えやすいのかなと思い、「Khong Hieu」に続く歌ネタを作りたいと思っていました。
中川:ただ、前回の作曲は音楽ソフトを使ったこともあり、曲作りに関しては正直うまくいっていませんでした。そこで(所属している)吉本興業に相談したところ、楽曲を制作してくださることになりました。
井手:吉本興業の方も「楽曲で困ったら相談してくれ!」と以前からおっしゃってくれていたので。ベトナムではアップテンポな曲だと踊りやすい、ノリのいいEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)が流行っています、という感じで伝えて、かなりイメージ通りの曲を作ってくださいました。