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「もし可能なら世界中の人に本を配って回りたい。人々が田畑に種を撒くように」アメリカの教育改革者ホーレス・マンの言葉だ。この言葉に感銘を受けて、ホーチミン市タンビン区で働く通信エンジニアのド・アイン・トゥアンさん(30歳)は、ある計画を思いついた。
「学生時代は、とにかく節約して本を買うために貯金していました。でも、私の周りには読書好きの人はあまりおらず、どうしたら皆が本に接する機会が増えるのだろうかといつも考えていました」そこで、思いついたのが、自分の本を大勢の人とシェアするという「本の旅」計画だ。
ブログを立ち上げて「本の旅」プロジェクトについてのアイデアを説明し、登録者が現れるのを待った。最初の贈呈用に50冊の本を購入して、本の受け取りを望んだ人宛てに贈った。本を受取った人は、読んだ感想をブログに投稿し、また別の登録者に送る。こうして本はベトナム中を旅するわけだ。
最初の登録者の1人である同市師範大学3年生のダオ・ティ・ヒエンさんは、ブログを見てこの活動に関心を持ったという。「この活動は本を贈るという慈善的な活動に留まらず、読書の感動を広め、読書家のネットワークを作る試みだと思います」