![]() (C) Tuoi tre, Phi Long ![]() |
こうして、同志が増えていき、ブログを通して本に関する様々な情報が行きかうようになった。始めは興味本位で登録していた人たちも次第に力をあわせて活動に参加するようになり、彼らの協力を得て2回目の贈呈では100冊の本を準備することが出来たという。
「小さい頃から本が好きでした。お金はあまり無かったので、私にとって古本屋は言わば宝の山でした。ですから、友人や先輩が簡単に古本をゴミ箱に捨てるのを見ては、いつも心が痛んでいました。他の人には、まだ価値があるかもしれないのにと」
本をシェアすることは、お金の節約になるだけでなく、環境の保護にも繋がる。ベトナムに本の種を撒くため、トゥアンさんは本を贈り続ける。いつか種が大木となる日を信じて。