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ホーチミン市教育訓練局は、ニューノーマル移行後における幼稚園・小中学校・高校の安全評価基準に関する草案を同市人民委員会(市役所)に提出した。
幼稚園・小中学校・高校に求められる安全評価基準は10項目ある。これには、◇同時に集まる生徒・教職員の数、◇屋内外でのソーシャルディスタンス、◇教職員のワクチン接種、◇手洗い・手指消毒、◇校内でのマスク着用、◇登校時の検温、健康申告、ソーシャルディスタンスを確保した校内の移動ルート設定、◇隔離室の確保などが含まれる。
各基準は10段階で評価され、生徒数が少なく、ソーシャルディスタンスを大きく確保できるほど、また朝食の提供や全日制の授業を行わず、午後4時30分以降の活動などがなければ、より点数が高くなる。
10項目の合計点数の上限は100点で、パーセンテージで表される。評価結果が50%未満の教育施設は、再開が認められない。
なお、同市の2021~2022年度の園児数・生徒数は171万人。幼稚園・小中学校・高校の数は約2400か所だが、このうちの約1600か所は隔離施設やワクチン接種会場、移動式医療施設、軍の駐屯施設などとして使用されている。
小中学校・高校の生徒約130万人全員が、前期いっぱいはオンライン授業を受けることになっている。園児はオンライン授業がなく、登園再開時期も未定だ。