(C) vnexpress, UTC-DIANチームの学生 写真の拡大. |
先進の建築土木デザインをクラウドで競う国際学生コンペ「第5回学生BIM&VRデザインコンテスト オン クラウド(The 5th Student BIM & VR Design Contest on Cloud Services)」で、ハノイ市交通運輸大学の2チームがそれぞれ審査員特別賞を受賞した。
今回のコンテストのテーマは「台湾基隆駅前再開発」。各国・地域の学生らは、BIM(Building Information Modeling=ビルディング・インフォメーション・モデリング)及びCIM(Construction Information Modeling=コンストラクション・インフォメーション・モデリング)、VR(Virtual Reality=仮想現実)を活用して、台湾基隆駅前再開発のデザインを競った。
エントリー総数は79チーム、うち48チーム(日本11、海外37)が予選を通過し、更に11作品(日本4、海外7)が本選にノミネートされた。11月19日、東京都品川区の品川インターシティホールでの最終公開審査を経て、ワールドカップ賞1作品、優秀賞1作品及び審査員特別賞5作品が決定した。
ベトナムからは、ハノイ市交通運輸大学の「UTC-DIAN」チームと「INED-UTC」チームがそれぞれ審査員特別賞を受賞した。このほか、 日本の法政大学及び芝浦工業大学の2チーム、中国の北京建築工程学院の1チームも同賞を受賞した。
「UTC-DIAN」チームは「New Keelung Arterial Plan」と題して「魅力的な未来の基隆駅エリア」を提案。「INED-UTC」チームは「GREEN FLOW - REDEVELOPMENT FOR THE SUSTAINABLE APPEARANCE」と題して、サステイナブルで再生可能な街の再開発をコンセプトにし、高評価を得た。
ワールドカップ賞は台湾の国立政治大学の「Penta-Planning」チームによる作品「Keelung Go!」。また、優秀賞は日本の金沢大学の「UPL-2015」チームによる作品「Livelihood, Lift, Life----Redevelopment of Keelung Station Area in Taiwan」だった。
今回受賞した学生らには、賞金やカップ、賞状のほか、交通の新設計に関する国際会議に参加する機会や、東京や富士山などの日本の名所を訪れる機会が与えられる。