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- 内視鏡手術で長さ18cmの箸を摘出
- 3か月前の飲み会で一発芸を披露
- 入院3日前から中腹部に鈍痛
ホーチミン市クチ郡のスエンアー総合病院は6日、消化管穿孔で緊急搬送された男性の手術を行ったと発表した。男性は3か月前の飲み会の席で、箸を飲み込む芸を披露。この箸で消化管が損傷し、腸に穴があいた状態となった。
緊急手術を受けたのは、東南部地方タイニン省出身のT・D・Dさん(29歳)。飲み会での一発芸で箸を飲み込んだが、そのうち排泄物と一緒に出てくるだろうと思って病院を受診しなかったという。しかし、入院する3日前から中腹部に鈍痛を覚えるようになり、痛みは日を追うごとに悪化して緊急入院することとなった。
CTスキャンの結果、医師らは患者の十二指腸に棒状の異物を発見したため、内視鏡手術での摘出を決定。箸は十二指腸に突き刺さっており、これにより消化管穿孔を発症して、患者が激しい腹痛を起こしていた。
見つかった箸は18cmと一般的な長さだったが、異物としては非常に長かったため、内視鏡での摘出手術は困難なものとなった。異物の摘出後、医師らは消化管穿孔の治療を施した。術後経過は良好で、幸い感染症や腹膜炎など危険な合併症は発症していなかった。