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- 警備員がプラスチック椅子で殴打
- ドライバーもヘルメットで攻撃
- 喫煙注意が発端で殴り合いに発展
ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)のトゥードゥック交差点駅で駅警備員の男性と配車アプリドライバーの男性が殴り合う姿を捉えた動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿されて話題となっている。
警備員はプラスチック椅子を、ドライバーはヘルメットを武器にして、数十秒にわたり互いに殴り合った。動画を見る限り、ドライバーは地場ビーグループ(Be Group)のバイクドライバーと見られる。
ホーチミン市直轄トゥードゥック市ビント街区(phuong Binh Tho)警察は、事件についての報告書をホーチミン市警察に送り、法律に基づいて処分する方針を示している。同街区警察は、当事者2人を召喚して喧嘩に至った経緯などを調査した。
発端はチーベト・セキュリティ会社の警備員H・T・H氏(44歳)がドライバーT・X・L氏(40歳)の喫煙を注意したことによるもの。注意されたドライバーは「あんたに関係ないだろ」と返して、互いに言い争いになり、最後は殴り合いの喧嘩に発展した。
ホーチミン市メトロ1号線有限会社(HURC1)によると、22日正午ごろ、H氏が駅の橋付近で喫煙しているL氏を発見。火災や爆発の危険を考えたH氏が火を消すよう求めたところ、言い争いをする中で互いに冷静さを失って喧嘩になったとのこと。
チーベト・セキュリティ会社は、今回の事件に遺憾の意を表し、同様の事件が起きないよう社員教育を徹底していくと述べた。またセキュリティ会社は、乾季により乾燥した日が続いており、特にトゥードゥック駅周辺は雑草が生い茂っているため、火災が起きやすいと付け加えた。実際3月19日にはこのエリアで草が燃える火災が発生したが、すぐに駅職員が発見して消火したため、大事には至らなかった。