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- 患者家族が医療ミスを指摘も誤解と判明
- 医師が手術変更告知を怠ったのが原因
- 病院がコミュニケーション不足認める
南中部沿岸地方クアンナム省総合病院で4月に発生した、執刀医が誤って正常な卵巣を手術したとする騒動について、同病院は「コミュニケーション不足による誤解だった」と説明した。
N・T・M・Lさん(女性・36歳、同省タムキー市在住)は4月16日、同病院で超音波検査を受けた際、右卵巣腫瘍と診断され、腫瘍摘出のために内視鏡手術を提案された。
その後、Lさんは4月23日に手術を受けたが、手術記録に「左卵巣腫瘍」と記載されていたため、これを知ったLさん一家は、執刀医が誤って反対の卵巣を手術したとして強く非難した。
調査結果によると、最初に診断された「右卵巣腫瘍」のほうが誤診であり、執刀医が手術中に、右卵巣ではなく左卵巣に腫瘍があることを発見したため、左卵巣腫瘍の摘出手術を施したと確認された。
同病院は、患者と家族へのコミュニケーションやカウンセリングが不十分であり、必要な手順を遵守せずに告知を怠ったことで、患者本人と家族に多大な不安を抱かせたことを認め、規定に基づき関係者らを処分すると発表した。