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- フランス人夫婦がぼったくりタクシー被害
- 200mで三千円、旅券返却で追加請求
- タクシー運転手は出頭、警察が調査中
ハノイ市ホアンキエム区で11日夜、フランス人観光客の夫婦がぼったくりタクシー被害に遭い、100万VND(約6100円)を騙し取られた。
夫婦は1週間前にベトナムに入国。北部紅河デルタ地方ニンビン省や西北部地方ラオカイ省を訪れた後、11日に長距離バスでハノイ市に移動し、同日夜にホアンキエム区チャンニャットズアット(Tran Nhat Duat)通り114番地に到着した。
夫婦はその後、同区チョガオ(Cho Gao)通り9番地に移動しようとしたが、目的地まで、わずか200m程であることを知らなかったため、移動手段にタクシーを選択。
夫婦が乗車したのは、表示灯に配車アプリ「Grab TAXI」のロゴ、車体に従来型タクシー「サオトゥードー(Sao Thu Do=STDタクシー)」の電話番号が貼り付けられた乗用車だった。
運転手は夫婦を目的地まで乗せた後、50万VND(約3050円)を請求。さらに、夫婦がパスポートを車内に置き忘れたことを発見すると、戻ってきて50万VNDを追加請求した。
STDタクシーの責任者は、以前に問題の車両のオーナーと提携して2年前までは同社タクシーとして営業していたが、その後は車両が他者に売却されており、現在の持ち主は同社タクシーの運転手ではないと説明し、関連性を否定した。
同事件をめぐり、同区警察は「詐欺」の疑いがあるとして捜査を進めている。なお、問題のタクシーの運転手であるL・V・D氏(男性・34歳)は12日夜に出頭。現在、警察が詳しい事情を聴いているという。