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- 無理心中事件を起こした夫に死刑判決
- 養豚場経営失敗の借金で自暴自棄に
- 寝ている妻子4人を一酸化炭素で殺害
南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市人民裁判所は9日、無理心中で妻子4人を殺害したとして殺人罪で起訴されていたホー・スアン・ハイ被告(男・53歳)への一審裁判で死刑判決を言い渡した。
被告は2023年8月、養豚場経営の事業投資に失敗して借金を抱えてしまったことで自暴自棄となり、インターネットで一酸化炭素による自殺方法を検索して無理心中を計画。8月23日未明、妻子が眠っている間に、寝室に一酸化炭素ガスを放出。その後、自分も寝室に入って一酸化炭素ガスを吸引して自殺を図った。翌日、妻子は遺体で発見されたが、被告はまだ息があり、病院に緊急搬送されて一命をとりとめた。
この事件では、ハイ被告の妻(当時49歳)と娘3人(当時10~21歳)の計4人が死亡。検死結果で、死因が一酸化炭素(CO)中毒によるものだったことが確認された。
裁判官らは、被告の犯罪行為は社会的に非常に危険なものであり、複数人の命を奪っただけでなく、社会に心理的不安を与え、地域社会の安全と秩序に悪影響を及ぼしたとし、自らの行為が間違っていると自覚しながら犯行に及び、更生の余地なしと判断して極刑を下した。