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南中部高原地方ダクラク省人民委員会は9日、実際には死亡していない3歳の息子の死亡届を提出したとして、32歳の母親に1500万VND(約8万6700円)の罰金処分を下した。
母親のT・T・N・Pさんは、元夫のDさんに息子を会わせるのが嫌で、息子が死亡したよう装うべく虚偽の死亡届を提出した。怪しんだ元夫が警察に捜索を依頼したところ、息子は別の場所に預けられて無事生存していることが確認された。
人民委はPさんが司法・行政・家族婚姻法に違反したとして、行政処分を下すことを決定。Pさんは自分の行為を深く反省しており、罰金の支払いに応じた。
Pさんは2018年にDさんと結婚して息子をもうけたが、出産して数か月後に離婚。裁判所は母親の親権を認めていた。Pさんは今年5月11日にタンアン(Tan An)街区人民委員会で、息子が肺炎で亡くなったとして死亡届を提出。涙を流す母親を前に、職員は全く疑うことなく、事実確認せずに書類の受理手続きを行ってしまったという。