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- 戦勝70周年記念式典で21発の祝砲
- 歴代の指導者や革命功労者などが多数参列
- 1万2000人による軍事パレード
西北部地方ディエンビエン省ディエンビエンフー市で7日午前、ディエンビエンフー戦勝記念日70周年(1954年5月7日~2024年5月7日)を祝う記念式典が盛大に執り行われ、21発の祝砲が響き渡った。
国旗掲揚式が行われる時刻は午前7時45分だったが、多くの国民が何時間も前の午前2時から、記念式典の会場となるディエンビエン省運動場と、ホアンバンタイ通り、ボーグエンザップ通り、ファムバンドン通りなど、軍事パレードが通る市内の幹線道路に集まって式典の開始を待つ光景が見られた。
記念式典の様子はベトナム国営テレビ局(VTV)のVTV1チャンネルで生中継された。
式典では、ファム・ミン・チン首相がスピーチを行った。また、式典には歴代の指導者や革命功労者などが多数参列した。
参列したのは、ボー・ティ・アイン・スアン国家主席代行、ベトナム人民軍共産党委員会副書記 兼 国防相のファン・バン・ザン大将、チュオン・ティ・マイ書記局常務 兼 中央組織委員長、チャン・タイン・マン常務国会副議長、公安相のトー・ラム大将などのほか、ノン・ドゥック・マイン前共産党書記長、グエン・ミン・チエット元国家主席、チュオン・タン・サン元国家主席、グエン・スアン・フック元国家主席、グエン・タン・ズン元首相、グエン・バン・アン元国会議長、グエン・シン・フン元国会議長、グエン・ティ・キム・ガン元国会議長など。
さらに、ラオス、カンボジア、中国の隣国3か国の代表者が参列したほか、かつてはベトナムの敵国だったフランスからセバスティアン・ルコルニュ軍事相が、同国の国防相として初めてディエンビエンフー戦勝記念日の式典に出席した。
式典では、空軍や特殊警察、民兵、退役軍人など合わせて1万2000人による軍事パレードが行われた。
ディエンビエンフーの戦いは、1954年3月から5月にかけてフランス領インドシナのディエンビエンフーでベトナム軍とフランス軍官との間で起こった、第1次インドシナ戦争中最大の戦闘。この戦争が大きな転機となり、フランスはベトナム撤退を余儀なくされた。