- ナムトゥーリエム区タンロン大通りで開館
- 国宝4点を含む戦争遺物15万点余り所蔵
- 敷地面積は38.66万m2、年内は無料入場可
ベトナム軍事歴史博物館が1日、ハノイ市ナムトゥーリエム区のタンロン大通りで正式に開館し、多くの人が見学に訪れた。以前はバーディン区ディエンビエンフー通りにあったが、2019年から新たな地で建設されていた。
(C) tuoitre |
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投資額は約2兆5000億VND(約151億円)。設計には株式会社日建設計(東京都千代田区)も参加している。
同博物館は国宝4点を含む貴重な戦争遺物15万点余りを所蔵している。遺物を展示するだけでなく、訪問者がベトナム人民軍の独立のための戦いをより深く理解し、体験できる空間を提供する。
訪問者に新たな体験をしてもらうために導入した技術には、3Dマッピング技術や自動音声ガイド、QRコード検索などがある。作戦や戦闘、歴史上の人物を紹介する60本余りのビデオクリップも用意している。
博物館の敷地面積は38万6600m2で、建屋は5階建て、建築面積は2万3198m2、延床面積は6万4640m2、高さは35.8m。メインホールでは敵機14機を撃墜した戦闘機「Mig-21」が、天井から吊り下げられた状態で展示されている。前庭には高さ45mのビクトリータワーがあるほか、戦車や戦闘ヘリコプターなどが屋外展示されている。
開館記念期間として、年内は無料で入場できる。
なお、ベトナム人民軍創設80周年記念の宣伝活動のため、11月3日から5日までの3日間は臨時休館となる。