- 韓国在留ベトナム人、中国に次ぐ多さ
- 特定活動ビザ、ベトナムは唯一の1万人超
- ベトナムから韓国への帰化者は減少傾向
韓国法務省出入国・外国人政策本部はこのほど、「出入国・外国人政策統計月報」を発表した。
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2025年3月末時点で韓国に在留する外国人は272万2108人で、前年比+4.9%増加した。内訳を見ると、90日以上滞在し外国人登録をしている外国人は同+7.7%増の206万0686人で、うち在外同胞などは同+2.7%増の55万3176人。90日未満の短期滞在外国人は同▲3.0%減の66万1422人となっている。
国籍別では韓国系中国人を含む中国(97万3081人)が最も多く、これにベトナム(32万3661人)、米国(18万4289人)、タイ(18万1842人)などが続いた。
就業資格を持つ外国人は58万7835人で、うちベトナム人は8万3461人と、中国(9万4848人)に次ぐ多さだった。国が強化を図る分野において専門的な知識や技術を持つ外国人に与えられる「特定活動」ビザを持つベトナム人は、国籍別で唯一1万人を超え、1万2451人に上った。内訳は「一般機能人材」が5705人、「熟練機能人材」が4356人、「専門人材」が2219人、「準専門人材」が171人となっている。
韓国人の配偶者である外国人は、同+3.7%増の18万3482人。ベトナムは韓国系中国人を含む中国の6万0761人に次ぐ4万2563人で、うち3万7394人は女性だった。
一方、留学や語学研修などを含む留学生数は合計28万6318人で、同+18.6%増加した。ベトナム人は最多の10万4081人と10万人を超えた。これに韓国系中国人を含む中国(8万0106人)が続く。ベトナム人は韓国語研修(5万5987人)と留学(4万8092人)が多く、外国語研修は2人となっている。
2025年1~3月期の韓国への帰化者は1949人。うちトップは1091人の中国で、ベトナムはこれに続く469人だった。ベトナム人帰化者は2022年に4431人、2023年に3807人、2024年に2951人と減少傾向だ。