- 貸家火災で14人が死亡する大惨事
- 消防が深夜に出動、約1時間後に鎮火
- ハノイでは昨年56人が死亡する火災発生
ハノイ市カウザイ区チュンホア街区チュンキン(Trung Kinh)通りの狭い路地にある3階建ての家屋で24日午前0時45分ごろに大規模な火災が発生した。これまでに14人が死亡する大惨事となっている。
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この家屋は、貸家として使用されており、火災発生時は約20人が住んでいた。庭は住民用の駐車場として使われていた。火災発生の通報を受けた消防が現場に急行し、多くの消防士と消防車を動員して鎮火と救助に当たった。火は午前1時26分ごろに消し止められた。
この火災で庭に駐車してあった複数のガソリンバイク、電動バイク、自転車が全焼。14人が犠牲となり、現場から遺体となって収容された。救出された7人のうち3人が負傷しており、市内の病院に救急搬送されて治療を受けている。
今回の深刻な火災を受け、チャン・クオック・トー公安次官らが現場を視察して捜査を指導した。警察は火災発生の原因を調べており、違反があれば厳格に処分する方針を示している。
なお、ハノイ市では昨年9月にも、狭い路地にあるミニアパートで火災が発生しており、56人もの命が失われた。この火災の原因は、1階駐車場に駐車されていたガソリンスクーターの前部に搭載されていたバッテリーの漏電によるものだったと結論付けられた。