- 社会保険分野でベトナム初の二国間協定
- 両国労働者の社会保険の権利を保護
- 2024年1月1日から協定発効
ベトナムのグエン・バー・ホアン労働傷病兵社会次官と韓国のキム・ヘジン保健福祉次官は韓国で8日、社会保険に関する両国政府間の協定を実施する行政合意文書に署名した。両政府は2021年12月14日に、両国政府間の社会保険に関する相互協力協定を締結している。社会保険分野の二国間協定は、ベトナムにとって初めて。
(C) vneconomy |
同協定と行政合意文書は2024年1月1日に発効する。これにより、両国の労働者が相手国で働く場合に、労働者の社会保険に関する権利が保護されるようになる。社会保険料の二重払いが解消され、両国での社会保険加入期間が合算され年金額算定の際の基礎となる。協定を実施する管轄機関は、ベトナム社会保険機関(VSS)と韓国国民年金公団になる。
両国は外交関係樹立以来、30年以上にわたって協力関係を発展させてきた。2001年の包括的パートナーシップから2009年には戦略的パートナーシップ、2022年には包括的・戦略的パートナーシップへと関係を格上げした。
現在、韓国で暮らし働いているベトナム人は25万人、ベトナムで暮らし働いている韓国人は20万人存在する。