ホーチミン市3区にある南部女性博物館(200-202 Vo Thi Sau St., Dist.3, Ho Chi Minh)で2015年2月1日(日)まで、「チャム族・クメール族・チュオンソン~タイグエン地方における少数民族の織物模様展」が開催されている。
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同展は去る10月20日(「ベトナム女性の日」)のベトナム女性連合会設立84周年記念事業の一環。写真152点や、チャム族・クメール族・チュオンソン~タイグエン地方における少数民族の女性の伝統衣装が展示されているほか、模様パターンを構成する布の織り方や染色の方法なども紹介されている。
これら少数民族の織物には、生活環境や日常生活をモチーフとした模様が織り込まれており、それぞれ各民族の文化や宗教、信仰を象徴している。模様は色の組み合わせと文様パターンによって特徴付けられ、この美しさは織り手1人1人の綿繰りから紡績・染色・機織りまでの一連の技によって生み出される。
また、同展はベトナム民族の社会において、各少数民族の伝統工芸の保存と伝承、また文化的価値の保全と振興に貢献してきた女性たちを称えるものとなっている。