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文化スポーツ観光省はこのほど、「2030年までのベトナム観光マーケティング戦略」に関する決定第440号/QD-BVHTTDLを公布した。東南アジア地域で最も魅力的な観光地としてベトナムを宣伝し、ベトナム観光のブランド力と競争力を確かなものにして目標の達成を目指す。
具体的な目標としては、◇2025年までに外国人観光客を年間1800万人まで回復させ、国内観光客は年+8~9%のペースで増やし年間1億3000万人を達成すること、◇2030年までに外国人観光客を年+13~15%のペースで増やし年間3500万人、国内観光客は年+4~5%のペースで増やし年間1億6000万人を達成することを掲げている。
戦略によると、観光ブランドの統一スローガンとして、海外市場では「ベトナム−時代を超えた魅力(Timeless Charm)」、国内市場では「ベトナム−無限の美しさ」を打ち出して宣伝する。各市場や時期によって、適切なテーマやスローガンを設定する。
観光商品としては、◇海洋・島ツーリズム、◇文化ツーリズム、◇エコツーリズム、◇アーバンツーリズムなどを開発し、観光重要都市として、◇東北部地方クアンニン省ハロン市、◇南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市、◇同ビントゥアン省ファンティエット市、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック市(島)、◇南中部高原地方ラムドン省ダラット市、◇西北部地方ラオカイ省サパ町を指定。観光と夜間経済(ナイトタイムエコノミー)の同時発展を図るとしている。