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ホーチミン市観光局は、外国人観光客の受け入れを本格的に再開した15日から21日までに同市を訪れたのは大半が個人の観光客で、人数は多くないと発表した。4月末までに3000人に達すると予測している。
同局旅行管理課のグエン・ベト・アイン課長は、ベトナムは新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人の割合が世界でも高い国の1つで、ホーチミン市は価格の安さで競争力があり、魅力的な観光地が多い旅行先として関心を集めているとの認識を示した。
その上で同市観光の課題として、地方間の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策が統一されていないことを挙げた。ホーチミン市では規制がかなり緩和されているが、他の地方では抗原迅速検査(クイックテスト)を求められるなど観光客は不便を強いられている。
ホーチミン市は周辺の地方と連携した観光商品の開発を進めているため、各地方で統一的な対応が必要となる。また、現在一方的な査証(ビザ)免除措置を13か国に再導入しているが、二国間のビザ免除措置を適用する国を増やす必要があるとも指摘した。
アイン課長は「ホーチミン市には有利な面と克服すべき課題があるが、今年は約350万人の外国人観光客が訪れると予測している」と話した。