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ベトナム文化スポーツ観光省は、3月15日から観光市場を開放して陸路・海路・空路を通じた海外からの観光客受け入れ、および海外への観光客送り出しを正常化する方向で計画案を策定する方針。意見聴取を経て、ファム・ミン・チン首相に提出する予定だ。
3月14日までは引き続き、2021年11月中旬から実施している海外からの観光客受け入れ再開試行事業を継続するが、入国条件一部を緩和する。
条件の緩和としては、観光客に加入が求められる新型コロナをカバーする旅行保険について、必要な保険金が従来の5万USD(約580万円)以上から2万USD(約230万円)以上に引き下げられることになった。
このほか、観光客が入国後に参加する移動可能エリアが制限されたパッケージツアーについて、これまではツアー期間が7日間となっていたが、3日間でのツアーが可能となる。ただし、ワクチン未接種・接種未完了の観光客の場合、ツアー期間は7日間とする。
3月15日以降は観光市場を開放して陸路・海路・空路を通じた海外からの観光客受け入れと海外への観光客送り出しを正常化させ、入国条件もさらに緩和される。
これによると、観光客はワクチン接種証明書、または完治証明書を有すること、新型コロナをカバーする保険金2万USD(約230万円)以上の旅行保険への加入が引き続き求められるが、入国前72時間以内の新型コロナ陰性証明書が不要となる。その代わり、観光客は入国後24時間以内に宿泊施設で迅速検査を受ける。
3日間・7日間のパッケージツアー終了後に、引き続き陰性だった観光客はそのまま帰国できる。または国内に留まって、その他の海外観光客向けサービスを利用することや、親戚を訪問することも可能。