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地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)が全額出資するバンブー航空(Bamboo Airways)とオーストラリアのメルボルン空港はこのほど、オーストラリアを訪問中のチン・ディン・ズン副首相の立ち合いの下、両国を結ぶ直行便の就航に係る協力覚書(MOU)を締結した。
覚書によると、双方は2020年4-6月期のハノイ~メルボルン直行便就航を目指して協力していく。メルボルン空港はバンブー航空に対し、地上サービスやフライトナビゲーション、空港内オフィスの運営、ブランドマーケティングなどのコストで有利な条件を整える。
メルボルン空港は、オーストラリアで2番目に忙しい空港と言われている。同空港は年中無休で稼働しており、アジア太平洋の交易の要衝となっている。ベトナムとオーストラリア間の旅客輸送量は増加傾向にあり、2018年のホーチミン~メルボルン間直行便は年間26万人近くが利用。同区間の旅客輸送量は2019年年初9月時点で前年同期比+7.7%の約21万人となっている。
なお、バンブー航空は、ハノイ~メルボルン間の直行便で、新型ワイドボディ機「ボーイング787-9型機ドリームライナー(Dreamliner)」を使用する計画。