(C) vnexpress 上:塗り直し前の鮮やかな黄色、下:塗り直し後のクリーム色 写真の拡大. |
ホーチミン市中心部にあるサイゴン中央郵便局で5日、外壁の塗り替え作業が完了した。色選びでは物議を醸したが、最終的に色味を抑えたクリーム色が採用され、装いも新たに生まれ変わった。今回の塗り替えは、1975年以降で最大規模となった。
外壁と合わせて、建物内の壁も白く塗り替えられ、修復作業も行われた。テト(旧正月)前には竣工時と同じ鮮やかな黄色に塗り替える作業が進んでいたが、市民からの批判を受けて別の色で塗り直されることとなった。
中央郵便局は、ホーチミン市を代表する建物で、フランス統治時代の1886年に着工、1891年に郵便や電信の施設として完成した。120年以上が経過した今でも現役の郵便局として郵便・通信業務が行われているほか、外国人観光客も数多く訪れる人気観光スポットとなっている。