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第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)がベトナム・ハノイ市で開幕した。5月12日夜にはミーディン国立競技場で、照明と音響システムを駆使した華やかな開幕式が催された。またテレビ中継では、事前に準備されたCG映像を組み合わせた派手な演出が施された。
開幕式には、開催国ベトナムからグエン・スアン・フック国家主席らが出席。このほか東南アジア各国の代表者も多数出席した。今回の開幕式は一般向けのチケット販売がなく、事前に2万枚の招待券が配布された。
東南アジア版オリンピックと称されるSEA Gamesは2年に1度のペースで開催されるスポーツの祭典。今大会は、2021年の開催を予定していたが、新型コロナの流行拡大により1年延期となり、2022年に開催されることとなった。ベトナムでの開催は2003年大会以来2度目。今大会は首都ハノイを中心に、北部の11省・市で開催される。
今大会のスローガンは「Vi mot Dong Nam A manh me hon - For a stronger South East Asia(より強い東南アジアのために)」。今大会を通して、新型コロナのパンデミックを経た東南アジアの更なる団結と友好関係の促進に繋げることを目指す。
開催日程は5月12日~23日だが、既にサッカーやフットサル、水泳・飛び込み、ビーチハンドボールなど一部の競技は開幕式に先立ち試合が始まっている。今大会は全40競技・523種目で競い合い、ベトナムは今大会で史上最多の150個の金メダル獲得を目指している。