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NBAドラフト2022が6月23日に行われ、ベトナム系米国人のジェイリン・ウィリアムズ(Jaylin Williams、19歳)が全体34位でオクラホマシティ・サンダーに指名された。NBAドラフトでベトナム系選手が指名されるのは今回が初めてで、同選手は史上初のベトナム系NBAプレーヤーとなった。
ジェイリン・ウィリアムズは、アーカンソー州フォートスミス出身。身長208cm、体重109kgでポジションはセンター(C)。全米大学体育協会(NCAA)のアーカンソー大学でプレーしていたが、2年目にブレイクして今回のNBAドラフトで指名された。同選手は母方がベトナム系移民。母親のリンダさんが熱烈なバスケットファンで、息子をバスケットに誘った。
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また、同じくベトナム系米国人のジョニー・アイン・ジューザン(Jonathan Anh Juzang、21歳)は今回のドラフトで指名されなかったものの、2ウェイ契約(Two-way contract)でユタ・ジャズへの入団が決まった。
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のジョニー・アイン・ジューザンは、米国人の父とベトナム人の母の間に生まれた。身長198cm、体重95kg。ポジションはシューティングガード(SG)で、NCAAのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でプレーしていた。
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兄のクリスチャンも元プロバスケット選手で、ハーバード大学を卒業後、ベトナムプロバスケット(VBA)のサイゴンヒートでプレー。クリスチャンは今年5月にハノイ市で開催された第31回東南アジア競技大会(SEA Games 31)でベトナム代表としてプレーした。
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2ウェイ契約とは、NBA球団と下部組織のGリーグ球団と2つの契約を結ぶ方式で、2017年のオフシーズンから導入された。NBA球団は各2名まで契約できる。2ウェイ契約選手は、シーズンの大半をGリーグチームでプレーすることになるが、シーズン中45日間だけNBAチームのロスター(公式戦メンバー)に登録可能。
このところ、ベトナムバスケット界はベトナム系アメリカ人のスターたちの話題で持ちきりだ。先日開催されたSEA Games 31では、テキサス州ヒューストン出身の双子姉妹、チュオン・タオ・ミーとチュオン・タオ・ヴィがベトナム代表として3×3に出場し、ベトナムに銀メダルをもたらした。
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バスケットボールのベトナム代表は、混血選手の招集に積極的なため、今後ベトナム系NBAプレーヤーがベトナム代表に招集される可能性も十分にある。東南アジアのバスケットでは、フィリピンやタイなどを中心に多くの混血選手が活躍中。ベトナムもこれに対抗して混血選手でチームを強化して国際大会で結果を残し、まずは国内のバスケ熱を高めることでバスケ人口を増やしていきたい考え。