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東京オリンピック2020がいよいよ7月23日に開幕する。今大会にはベトナム代表から18人の選手が計11競技にエントリー。この中でトップバッターとして出場するのが女子アーチェリーのドー・ティ・アイン・グエットだ。
北部紅河デルタ地方フンイエン省出身のアイン・グエット選手は、今大会のベトナム代表団で最年少の20歳。可愛らしいルックスでアーチェリー界のアイドル選手として知られているが、2019年のアジア選手権で銅メダル、同年の東南アジア競技大会(SEA Games 30)で金メダルを獲得した実力者でもある。
アーチェリーに転向する以前、バスケット選手だったことは、あまり知られていない。15歳で既に身長が165cmあり、容姿端麗だったことで、非常に目立つ存在だったという。
アーチェリー転向後は苦難の連続だったが、努力の末にベトナム代表の座まで上り詰めた。幼い頃に母親を亡くし、フリーランス業の父親を持つ彼女の家庭は裕福ではなかったが、アーチェリーの才能のおかげで、貧困からも抜け出すことが出来た。
アイン・グエット選手は、7月23日朝に行われるアーチェリー女子個人予選に出場する。ベトナム代表の末っ子の頑張りで、代表団全体に勢いをつけたいところだ。