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- 100%「Made by FPT」製品を開発
- 市の新たな技術エコシステムの中核に
- ダナンの半導体・AI人材育成も支援
ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は27日、南中部沿岸地方ダナン市にある第2ソフトウェアパーク内のICTオフィスビル「ICT1」に、半導体チップ・先端技術研究開発(R&D)センターを開設した。
同センターは「ICT1」の8階に入居しており、面積は3000m2。最新設備により半導体チップや人工知能(AI)を中心に研究開発を行い、市の新たな技術エコシステムの中核になると期待される。2025年末までに500人の技術専門家を集めて、100%「Made by FPT」製品を開発し、毎年10種類の新製品を市場に投入することを目指す。
FPTは人材リソースが同市の半導体拠点化戦略の中核的基盤であるとし、半導体回路設計やAI専攻の学生を対象に奨学金を支給し、就業機会を提供するなどして同市の人材育成を支援する。同社は、同市において半導体チップの設計だけでなく、パッケージングや半導体テストにも取り組んでいく方針。
なお、FPTは20年余りにわたって同市で事業を展開しており、1万人の高度人材の雇用を創出しているほか、同市のソフトウェア輸出額の7割に寄与している。