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新型コロナの再燃により中断していたベトナム1部Vリーグ1が3月中旬に再開した。3月19日(金)には第4節の注目カードであるホーチミン・シティ(HCMC)とサイゴンFCによるダービーマッチが開催される。
この試合はHCMCのホーム扱いとなり、新型コロナ対策のため、スタジアムは7000人までの入場制限がかけられる見通し。この中には、招待客やシーズンチケットを所有するHCMCサポーターも含まれ、残りの枚数をチケット売り場で販売する。
チケットは3月18日と19日の午前9時から午後17時までスタジアム併設のチケット売り場またはオンラインで販売。HCMCは、チケット争奪戦になると予想されることから、早めの購入を推奨している。
ホームのHCMCは今季補強の目玉である元アメリカ代表の越僑MFリー・グエンに加え、強力なブラジル人ストライカー3人を獲得しており、リーグ屈指の攻撃陣を擁する。指揮官も今季からブラジル人のアレシャンドレ・ペルキンク氏(通称マノ)が務めており、チームのブラジル化が加速している。
一方、アウェイのサイゴンFCは日本化を進めており、今季は元日本代表MF松井大輔をはじめ3人のJリーグ経験者を補強。さらに、指揮官には霜田正浩氏(元日本サッカー協会技術委員長、前レノファ山口監督)が就任。同氏は当初、シニアダイレクターとしてサイゴンFCに招聘されたが、旧正月明けに監督に就任していた。霜田新監督にとっては、サイゴンFCでの初陣がいきなりダービーとなった。
開幕3試合を終えた現時点で、HCMCは1勝2敗の11位、サイゴンは2勝1敗の4位につけている。負け星先行のHCMCはここで勝って浮上のきっかけを掴みたいところ。サイゴンにとっては霜田監督の初陣になるため、こちらも負けるわけにはいかない。
なお、HCMCとサイゴンFCによるダービーは3月19日(金)の午後19時15分にホーチミン市10区トンニャット・スタジアムでキックオフする。
記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+