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サッカーベトナム1部(Vリーグ1)サイゴンFCは2月24日にクラブ内の人事異動を発表した。それによると、今季トップチームを率いていたブー・バン・タイン監督がPVFアカデミー(北部紅河デルタ地方フンイエン省)のダイレクターに就任し、新監督には今季からシニアダイレクターを務めていた霜田正浩氏(元日本サッカー協会技術委員長、前レノファ山口監督)が就任することになった。霜田監督は、Vリーグ再開後の第4節からチームの指揮を執る予定だ。
霜田氏は1967年生まれの54歳。JFAでは2009年から2016年まで働き、技術委員や技術委員長、ナショナルチームダイレクターなどの役職を歴任。コーチや監督としての経験も豊富で、JFAを離れた後は、2017年末までベルギーのシント=トロイデンVV(STVV)のコーチを務め、その後は3シーズンにわたってレノファ山口を監督として指揮し、今季開幕前にサイゴンFCのシニアダイレクターに就任した。
サイゴンFCは、Jリーグのクラブを成功モデルとして、ノウハウを吸収すべく、これまでにJ1のFC東京、J2のFC琉球と業務提携を結んでいる。さらに、今季から元日本代表MF松井大輔を含む4人のJリーグ経験者を助っ人として獲得したほか、スポンサーにも多くの日系企業が加わるなど、クラブの日本化が急速に進んでいる。
なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再燃で中断しているVリーグ1は、ベトナムサッカー連盟(VFF)とベトナムプロサッカー株式会社(VPF)が3月中の再開に向けて準備を進めている。
記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+