(C) Saigon FC, FC Ryukyu 写真の拡大. |
J2のFC琉球は2月2日、2021年シーズンより、ベトナム1部Vリーグ1所属のサイゴンFCとアジアストラテジックパートナーシップ契約を締結したと発表した。
FC琉球では、かねてよりJリーグのアジア戦略に則り、東アジア中心に位置する沖縄県のJリーグクラブとして、アジア事業展開をビジョンに掲げ推進してきた。
2019年には台湾サッカー協会との間で、フットボールを通した国際交流や都市間の連携などを目的に、包括的パートナーシップ協定を締結。
今回、サイゴンFCの「日本サッカーのノウハウや知識を取り入れ、ベトナムサッカーを更に強化、発展させたい」という理念に共感し、パートナーシップを結ぶことになった。
同パートナーシップにおいては、サイゴンFCが推薦するベトナム人選手の受入れなど人的交流も行い、ベトナムひいてはアジアサッカー発展に寄与するような活動を行っていく方針。
サイゴンFCのチャン・ホア・ビン会長は「2021年中に2人の選手をFC琉球に送り出したい。レベルの高い2選手を選ぶ必要がある。1人はサイゴンFCから、もう1人は他のクラブからになるかもしれない。必ずしもサイゴンFCの選手である必要はない。FC琉球がある沖縄は日本の南部に位置し、年中15度以上の気温があり、ベトナム人選手にとって適した気候の地域だ」と語った。
今後は年を追うごとに送り出すベトナム人選手の数を増やしていく計画。なお、サイゴンFCはこれに先立ち、昨年4月末にJ1のFC東京とも業務提携を結んでいる。ビン会長は、「ベトナム人選手はJ3ですぐにもプレーする力がある」としている。サイゴンFCは提携先としてJ2のFC琉球、J1のFC東京と2つのカテゴリーの提携先を持ったことになり、将来的には上位のカテゴリーにも選手を輩出していきたい考えのようだ。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+