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地場系コングロマリット(複合企業) ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のベトナムグランプリ(Vietnam Grand Prix=VGPC)社はこのほど、2020年4月にハノイ市で開催する自動車レースの世界選手権「フォーミュラ1(Formula One=F1)」(F1ハノイグランプリ)のコースの新たなイメージ画像を公開した。ハノイサーキットのハイライトである長い直線とヘアピンカーブのイメージ画像も公開されている。
建設は、F1グループとサーキットデザインの独ティルケ(Tilke)社の協力で行われ、国際自動車連盟(FIA)の基準を満たした設備や資材が使用される。サーキットは全長5565mで22か所のコーナーがある。
スタート地点は、ナムトゥーリエム区のレクアンダオ(Le Quang Dao)通りのP2レーン。ここの車線に沿って両側に数万人収容のグランドスタンドを設置する。グランドスタンドは3階建て。席によってチケット料が異なる。最も高いものはVIPプラチナムの3日通し券で、9650万VND(約45万円)で販売されている。
ストレートの後は、ロータリーを利用して作られたカーブが連続。第3コーナーからは、市内最高層「京南ハノイランドマークタワー(Keangnam Hanoi Landmark Tower)」を臨むことができ、最もチケットが高い席はこの区画にある。その後、また直線を通ると、今度は第7、第8コーナーに差し掛かる。ここは同サーキットで最も低速になるヘアピンカーブとなっており、ドライバーにとっては腕の見せ所でもある。
サーキットの中で最も長いストレートは、レクアンダオ通りとレドゥックトー(Le Duc Tho)通りに沿った1.5kmの直線。ここはDRS(ドラッグリダクションシステム※空気抵抗を減らすシステム)ゾーンとなっているので、観客は迫力満点のオーバーテイクが観られるだろう。