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日本サッカー協会(JFA)はこのほど、日本人サッカー指導者の井尻明氏をベトナムサッカー連盟(VFF)に派遣した。同氏は、U-16・U-19ベトナム女子代表監督に就任、更に女子代表テクニカルアドバイザーとしてベトナムの女子サッカー発展に努める。
JFAは、アジアにおけるサッカーの発展を目的として、アジア各地に指導者を派遣している。ベトナム向けには過去に、男子代表監督として三浦俊也氏(2014年5月~2016年1月28日)、女子代表監督として乗松隆史氏(2015年3月1日~2016年1月31日)を派遣した。
今回ベトナムに派遣された井尻氏は、千葉県市川市出身の48歳。高校サッカーの名門である市立船橋でセンターバックとして活躍し、高校総体で優勝を飾ったほか、高校サッカー選手権では準優勝に輝き、大会優秀選手にも選出された。卒業後は駒澤大学に進学。その後、京都パープルサンガ(93~95年) 、FC京都BAMB1993(現おこしやす京都AC、95~02年)でプレー。
現役引退後は指導者に転身し、2009年にJFA S級ライセンスを取得。指導者としては、これまでに、京都紫光サッカークラブジュニア/女子監督、FC京都BAMB1993コーチ、京都府トレセンコーチ、JFA アカデミー福島 U13/U18B監督、ナショナルトレセンコーチ、U-17日本代表コーチ、中国・広州富力足球倶楽部U15監督、AC長野パルセイロアカデミーダイレクターなどを歴任した。
井尻氏は、JFAの公式サイトを通じて、「ベトナムでサッカーは非常に人気で、特に男子代表チームは国民を巻き込み熱狂的なサポーター達と共に大いに盛り上がっています。女子は競技人口が少なく国内認知度も低いのが現状です。VFFからは、男子代表のように女子も盛り上げていってほしいとの要望がありました。私は女子全体にかかわる職務に就きましたので、強化・育成・指導者養成・普及をVFFのレ・ホアイ・アイン事務局長や関係者、そして現場のスタッフ陣と協力しながら、一歩一歩確実に向上出来るよう日々ベストを尽くします。」とコメントした。