ドイツ人監督ファルコ・ゲッツ氏がサッカーベトナム代表監督に就任してから、間もなく3か月。代表選手選考などで、Vリーグの試合を観戦するため足繁くスタジアムに通う同氏に現在のVリーグについて、感想を訊いてみた。30日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
その中で同氏は若手選手を起用せず、大金を積んで外国人選手を獲得する現在のリーグ方針に苦言を呈した。更に同氏は、国内リーグの発展なくして、代表チームの強化はあり得ない。若い人材の育成こそが最も重視されるべきとの持論を述べた。
また、同氏は若手育成に注力して成功している独ブンデスリーガや若手メンバーを中心に構成し、旋風を巻き起こした2010年ワールドカップのドイツ代表などを例に挙げ、若手育成の重要さを強調した。
なお、ベトナム代表は神戸で開催される日本代表との国際親善試合を10月7日に控えている。日本代表にとっては、目前に迫ったワールドカップ3次予選のための強化試合という意味で重要な試合だ。ベトナムを強化試合の対戦国として選んだ日本サッカー協会の(JFA)の原博美技術委員長は、近年のベトナムサッカーの成長を高く評価しているとコメントしている。