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ホーチミン市トンニャット運動場で15日に行われたパク・チソン財団主催の親善試合に出場するためベトナムを訪れた日本代表ゴールキーパー川島永嗣選手が16日、トゥオイチェー紙のインタビューに応じた。
――川島選手は今回で2回目の来越となるわけですが、ベトナムに対して、どのような印象をお持ちですか。
ベトナムは国土が広く、人々が温かいですね。なかでも、特に印象的なのはベトナムの経済発展の早さです。2007年のアジアカップで訪れたときと比べると、何もかもが変わっているという印象です。
――現在、欧州のベルギーでプレーする川島選手にとって、アジアと欧州のサッカーの違いとは何でしょうか。
やはりレベルの差が大きいと思います。私が所属するリールセは欧州の強豪クラブではありませんから適応するのは難しくありませんでした。しかし、移籍した当初は文化やサッカーに対する考え方の違いに戸惑ったり、相手選手の体格の大きさに驚きました。
――日本は3月に大震災に見舞われました。日本人は団結して、この苦境を乗り越えようとしています。そのことについて、どのようにお考えですか。
今回の大震災は被災した人だけの問題ではありません。この苦境から立ち上がり、力強く前進するためには、日本全体が協力し合わなければなりません。
――今回の大震災により日本はコパ・アメリカ2011(南米選手権)の参加を辞退することになりましたが、それについてコメントをいただけますか。
コパ・アメリカは大きな国際大会なので、参加できれば良い経験が得られたと思います。しかし、現在の状況下では参加が難しく、出場辞退は止むを得なかったと思います。