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グエン・ドゥック・ズンさん(男性・45歳)は、クラスが開講した初期のころからの生徒だ。現在はマッサージの仕事をしているが、人生は不安定だからこそ、クラスに参加することが大きな楽しみになっている。
「毎週金曜日の午後は仕事を休んで、友人に送ってもらってここに来ています。ホーチミン市には視覚障がい者向けの娯楽がほとんどないので、こうした無料のクラスがあるのはとてもありがたいです。先生は手取り足取り、徹底的に教えてくれます。社交ダンスを習うようになってから、粘り強くなりましたし、運動する機会もできて、ストレスも和らいだように感じます」とズンさん。
トゥーさんはまた、内部の競技会を企画したり、生徒が全国大会に出場するのをサポートしたりもしている。ズンさんは、クラスのイベントで3位に入賞したことがあり、とても嬉しかったという。ズンさんは、このクラスが続いていってほしいと願っている。
トゥーさんは、このクラスをもっと多くの人々に知ってもらいたいという。「(レッスンを行う)ホールはまだまだ広いですから。視覚障がいによる制限があったとしても、クラスに参加することで、ダンスの中の一歩一歩が自分自身の制限を超える新たな旅になるはずです」とトゥーさんは語った。