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水泳の選手と教室の先生を両立させるために、サリさんは仕事を早退することもある。また、週1~2回は午前中にプールに行って練習をし、他の日は自宅でトレーニングをしている。
カンドゥオック郡カンドゥオック町の中学4年生(日本の中学3年生に相当)のカオ・ゴック・ミン・チャウさんはこう語る。「両親は市場で魚を売っています。祖母の紹介でサリ先生の無料教室に通うようになり、1年が経ちました。文法をしっかり教えてもらい、学校で理解できなかった部分を教えてもらって、さらに勉強したことを覚えるコツも教えてもらっています」。
サリさんの教室に長く通い、今はバンヒエン大学で観光区・ホテル経営を専攻しているバン・フイン・ニューさんは、故郷に帰るたびにサリさんの教室を訪ねては、今でも何かしらの教えを請うている。
「サリ先生のところで中学3年生(日本の中学2年生に相当)から高校2年生まで勉強しました。サリ先生の教室が好きで、先生からもっと学びたいと思っています。サリ先生はとても献身的で、わからないところがあれば意味を理解できるようにゆっくりと説明し直してくれるんです」とニューさん。
大学に進学したニューさんは、英語は誰にとっても重要なのだと気付いた。さらに、ニューさんの専攻はホテル経営で英語が必須だが、サリさんの教室に通っていたおかげで基礎がしっかりできており、英語には自信がある、と語った。