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ケージも救助隊のテントのすぐ後ろの、風を受けない場所に置かれた。さらに、夜にはベトナムから持ち込んだ厚い毛布がケージにかけられた。また、6頭の食事は、何をどのくらい食べるのかなど、救助活動中に健康を保てるよう派遣の出発前に十分に計算された。
それでもやはり、救助活動中のけがは避けられない。ポッカは、捜索中にガラスの破片で前足を負傷し、大量に出血してしまった。けがのため、2日間現場に出ることができず、休むことを余儀なくされたという。
「プロの救助犬たちは常に忠実で、命令に従い、危険を恐れず、どのような状況下でも命令を受ける準備ができています。私たちにとって、救助犬は長年の友人でもあります。隊員たちは皆、自由時間に救助犬の世話をしたり、より良く任務を遂行できるよう励ましたりもしていますよ」とフオン少佐は笑って話した。
すると、フオン少佐のすぐ隣で人間の話を理解しているかのように聞き入っていたジャボが、「ポッカと同じように、自分もけがをしたんですよ!」と訴えるばかりに吠え出した。