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フオン少佐はポッカの頭を優しくなでながらこう話す。「ポッカが『スーパーヒーロー』と呼ばれる理由は、これまでの救助活動で被災者がいる場所を数多く特定したからです。今回も、ポッカと仲間たちは初日から彼らの能力を証明してくれました。初日の11時、16時45分、18時に、続けて救助犬部隊と第1偵察チームは瓦礫の下敷きになった被災者がいる場所3か所を特定しました」。
2日目、ポッカは地震で倒壊した住宅地での任務に参加し、さらに3か所、被災者がいる場所を見つけた。そして2月21日までに、救助犬たちのサポートにより人民軍の救助隊は31か所を捜索し、15か所で36人の遺体を発見・収容した。
フオン少佐は、「救助犬は現場で人間の気配を感知すると吠え、私たちが疑わしい場所をマークする旗を立てるために地面を掘ってくれます」と付け加えた。救助犬は人民軍の救助隊の「最も重要な戦力」であり、救助隊の隊員らは皆、細心の注意を払って彼らの世話をし、健康を管理している。
救助活動の間のトルコの天気は、夜はマイナス2~5度まで冷え込み、雪が降ることもあった。そのため、トルコに到着してすぐに、6頭の救助犬は身体が冷えないように衣服を着せてもらい、靴下も履かせてもらった。現場に赴くときだけ、瓦礫に引っかからないように衣服と靴下を脱いだ。