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外交関係を樹立してから70年の間に両国は官僚の相互訪問を重ねてきた。しかし、これまでのところ北朝鮮の最高指導者がベトナムを正式訪問したのは1958年の1度のみとなっている。
1964年には金日成氏が非公式でベトナムを再訪し、翌1965年に当時の故レ・ズアン労働党中央委員会第一書記が北朝鮮を訪問した。この時、平壌に留学中だったトゥック元大使はベトナムからの訪問団一行の出迎えに参加した。
この非公式訪問についてトゥック元大使はこう語る。「1964年と1965年の相互訪問は非公開で行われました。当時ベトナムは戦争中だったため、抗戦について意見交換をしたのです」。会談のほか、金日成氏はベトナム滞在中に東北部地方クアンニン省のハロン湾やハノイ市のタイ(西)湖沿いのクアンバーリゾートを訪れた。
駐ベトナム北朝鮮大使館は2010年にホー・チ・ミン博物館で、ベトナムと北朝鮮の国交樹立60周年を記念した展示会を開催し、写真や文書など相互訪問の貴重な資料が展示された。マ・チョルス駐ベトナム北朝鮮大使は展示会の開幕式で、故ホー・チ・ミン主席と金日成氏の相互訪問により、ベトナムと北朝鮮が両国間の友好関係の強固な基盤を築いたとして、こう述べたという。
「両国と我々両国の国民は、共に戦う中で団結力や両国の党における兄弟の協力関係を築くことができた。そして、その関係は世代から世代へ、世紀から次の世紀へと受け継がれ、弛まないものとなった」。