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このところ、テト(旧正月)の贈り物としてクラフトビールが人気を博している。
ハノイ市の旧市街でクラフトビール職人として有名なグエン・バン・クオンさんは、これまでにビーツや牛肉のフォー、トウガラシ、ジンジャー、レモングラス、パッションフルーツ、ミントなど様々な種類のフレーバーのクラフトビールを生み出してきた。
クオンさんは今年のテトに向けて、8~9回もの試行錯誤を経てついに琥珀色のビールを醸造した。発酵は3回、ベトナム産のフレッシュなショウガとはちみつ、そして海外から輸入した6種類の高級なホップ、3種類の麦芽を加えたもので、商品名は「テト(Tet)」とした。
これはクオンさんの醸造所とC-ブルーマスター(C-Brewmaster)の系列のみで製造されているもので、すべての製造過程が手作業で行われている。商品はオリジナルの木箱に詰められ、贈り物にぴったりだ。
このビールのフレーバーについてクオンさんは、瓶の蓋を開けるとはちみつに溶け込んだショウガの香りが部屋中に広がる、と明かした。さらに、ビールが舌先に触れると心地よいほろ苦さと甘さがあり、喉を通ると身体中に温かさが行きわたる感じがするのだという。