(C) Tho Nguyen, Thanh Nien 写真の拡大 |
それによると、男性用アオザイを着る際は3枚を重ね着するそう。始めに白地の柔らかい生地でスタンドカラーか丸襟のブラウスやアオババと呼ばれる伝統作業着を着る。この時、携帯電話などを入れられるようポケットがついたものが望ましい。次に2枚セットのアオザイを着る。中に着るアオザイは白地の柔らかい生地、外に着るアオザイは生地の質や色を好みに合わせて選ぶとよい。
アオザイの内側にワイシャツを着て、スラックスと革靴と合わせて着ることもできる。生地選びについては、最近では多種多様な生地があり、選択肢も豊富だが、なるべく厚みがあり硬い生地の方が着た時に様になるとのこと。また、デザイナーのトゥアン・ベト氏によると、若い世代が男性アオザイを着る際はコットンやリネン素材で、身頃は膝丈が今流だそうだ。
このところアオザイ姿でメディアに姿を見せることが多い、ミスター・ユニバーサル・アンバサダー2016で準ミスターを受賞したモデルのゴック・ティンは、「テトに男性も女性もアオザイを着て過ごすことを呼び掛けていきたいです。元旦に家族が集まり、アオザイ姿で写真を撮れば素晴らしい記念になると思うんです。デザインがモダンであろうと古典であろうと、アオザイはベトナムの文化ですし、アオザイを着ることで家族の絆が深まればと考えています」とアオザイに対する思いを語る。