(C) Nguoi Dua Tin, ホアさん 写真の拡大 |
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20世紀半ばになると国内は戦火を増し、ハノイ市で名の知れたトゥートゥアン出身の仕立て屋も顧客を失い次々と廃業に追い込まれた。「我々の世代がハノイ市へ修行に来ていなかったら、トゥートゥアン村の仕立て屋や職人たちは今に残っていなかったでしょう。スーツの仕立て屋がまだ営業しているのを見つけると、ハサミと定規を手に働かせてくれるよう頼み込んだものです」とホアさんは当時を振り返る。
1980年代後半になると、ホアさんはズさんと故郷の若者に声をかけて地元で複数の仕立て屋を開業し、ホアさんの店で第4世代となる若者たちに修行をさせた。またトゥートゥアン村やバントゥー村で若者向けに専門的な縫製教室を開講し、生徒は100人近くに上った。
40~50歳になった当時の若者たちは現在、磨き抜かれた技術で男性用スーツだけでなく、アオザイや女性用のドレスも手掛ける職人になっている。