(C) vnexpress, インストラクターのミン・ゴックさん(右) 写真の拡大 |
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「夫に教室のビデオを見せたら、口はつぐんだままでしたが、反対する言葉はありませんでした。応援してくれるわけではないものの、以前ほど悪い印象を持っていないようです」とヒエンさんは語る。
同じく熱心な生徒の一人であるアンさん(31歳)は、初めの頃、教室でビキニを着なければいけないことに躊躇し、短パンとTシャツを着用していた。しかし、短パンとTシャツではポールに登っても滑り落ちてしまうため、結局ビキニを着るに至った。
アンさんは、「オフィスでは座ってばかりなので、お腹に脂肪が付いてしまい恥ずかしくて。先生は強制はしないものの、ポールと身体の摩擦を大きくするために上下に分かれたビキニを着ることを勧めてくれました。今となってはそれにも慣れてしまいました」と打ち明ける。
ホーチミン市10区にあるVダンスセンターのインストラクター、ミン・ゴックさんによると、ポールダンスは器械体操とエアロビクスを組み合わせたようなものだという。
一つ一つの動作は難しく、始めたばかりの頃はポールに接する身体の部分、足や手や腰などにあざができ痛みを伴うため、そこでやめてしまう人も多い。インストラクターも、決まりを守らずにやると捻挫や脱臼、骨折などの大怪我に繋がる危険もあるということを常に喚起しているという。
最近では、ホーチミン市だけでなくハノイ市や他の都市でも、老若男女の間でポールダンスが人気を博しつつある。ミン・ゴックさんの教室も昨年は生徒が急増し、新たに3クラスを開いても対応しきれないほどだ。ホーチミン市にはVダンスセンター以外にも多数のポールダンス教室があり、1か月のレッスン料は平均して約60~80万VND(約3400~4600円)となっている。