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ヤフー・ベトナムの新女性社長グエン・フー・ハインは前任者の威光を乗り越えようと必死だ。2年ほど前まで、ヤフーベトナムの顔と言えばブー・ミン・チーだった。彼はこの国際的インターネット会社をベトナムに設立するにあたり、大きな貢献をした人物だ。そのため、彼が突然ヤフーベトナムを離れると知った時、人々は非常に驚いた。しかもこれまでこれほど大きな会社での重要なポストを経験したことのないハインが新社長に抜擢されたことを知ると、皆さらに驚いた。
抜擢されたのはチー前社長の退陣による幸運だとする声もあることについて、彼女はこう語る。「幸運という面があることは否定しません。しかしこれまで16年間仕事をしてきた中で、様々なポストを経験してきました。会社を率いるにふさわしい人間となれるよう、社会的な評判を得ていくと同時に、ヤフーベトナムの発展の可能性を高めていかないといけないと思っています。チー氏は以前から私のことを買ってくれていて、ヤフー東南アジアのリーダーにも推薦してくれたこともあります。」
チー氏が残した最大の功績は何かという問いに対しては、このように答えている。「彼は社員の働きに応じた待遇とそれぞれの適正に応じた配置などの評価制度を取り入れました。またベトナム市場の発展性と重要性を証明し、世界に向けてヤフーベトナムの地位を確立することに大きく貢献してきました。」